年金額の改定 - すえ
2020/05/28 (Thu) 22:06:38
ご無沙汰しております。
本日もよろしくお願いします。

(年金額の改定) 新規裁定者の場合
①調整期間以外の期間における改定率の改定
原則: 当年度の改定率 = 前年度の改定率 × 名目手取賃金変動率

②調整期間における改定率の改定率
  調整期間における改定率の改定の基準= 名目手取賃金変動率 × 調整率 × 前年度の特別調整率
 算出率が1を下回る時は1とする。
 
今年は②を使うので
名目手取賃金変動率 1.003
調整率       0.999
前年度の特別調整率 1.000
→調整期間における改定率の改定の基準は1.002となる。

令和2年度の改定率は
令和元年度の改定率0.999 × 調整期間における改定率の改定の基準1.002
=1.001

令和2年度の年金額は
満額の老齢基礎年金780,900 × 1.001
= 781,680.9円 ⇒ 781,700円
で合っておりますか?

というのも日本年金機構
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2020/20200401.html
には、年金額はプラス0.2になったという記載はありますが、
マクロ経済スライドの適用した結果の記載が無いです。
そのせいで
780,900円×1.002
になるのかと勘違いしそうでしたので
質問させて頂きました!

Re: 年金額の改定 - ローイチ
2020/05/30 (Sat) 21:24:29
マクロ経済スライドは昨年の本試験に、絶対出ると思っていました。
でも、出題されませんでした。
今年こそ大本命ですよね。
Re: Re: 年金額の改定 - すえ
2020/05/29 (Fri) 23:48:00
ローイチさん
ご回答ありがとうございます!

とてもわかりやすい説明でした!
ありがとうございます。
Re: 年金額の改定 - ローイチ
2020/05/29 (Fri) 21:07:48
マクロ経済スライドは、ややこしいですよね。
計算は、すえさんの書かれている通りです。

考え方ですが、本来は0.3%増なのですが、マクロ経済スライドの適用により0.1%減の0.2%増になります。
これは年金機構が公表している通りです。

昨年の改定率が0.999であったために、今年の改定率は1.001となります。
改定率は1.001ですが、昨年より年金額は0.1%増ではなく、あくまでも0.2%増というわけです。
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